[字幕動画] サム・ベイリー: 免疫系とワクチン

投稿者: | 2024-11-01

今回は 2021 年 4 月に配信されたちょっと古い動画ですが、サム・ベイリーが免疫系とワクチンの関係について話している動画を取り上げてみました。動画の最初で言っているように、この動画にはパート 1 があり、最初はそれも訳そうかと思っていました。でも、TH-1 と TH-2 の免疫系についての説明が教科書にでも載っていそうな説明で、ある免疫細胞の働きはガン細胞や病原体を攻撃することだというようなことを言っています。その動画の中でも、免疫系の反応は単純なものではなく、人間の体は私たちが想像する以上に複雑だと思うとは言っていますが、最近出していた免疫に関する動画などを見れば、サム・ベイリーは免疫という概念自体に問題があると言っていますから、パート 1 の動画は彼女の今の考えにも即していないだろうと思いますし、個人的にも訳す価値を感じられなかったのでやめました。いずれにしても、この動画はパート 1 を見なくても十分理解できる内容だと思います。

ウイルスの存在は証明されていないし、病原体と呼ばれる微生物が病気を引き起こしているという証明がない中で、何のためにワクチンを打つのかという問題は大前提としてあるのですが、たとえ政府や医学界が言っているように微生物が病気を引き起こすのだと仮定しても、ワクチンが病気を予防したり、病気の影響を軽減したりできるという科学的証拠はないようです。コロナのワクチンが最初に出てきたときに、有効性が 95% だとか言われてましたよね (後にこの数値は下がっていったわけですが)。あれは、臨床試験で 3 か月ぐらいの間にコロナに罹った人数を実験群と対照群で比較して割り出した数値で、はっきり言って統計詐欺でした。たとえば、読売新聞のこの記事などにこの数字のトリックについて説明されています。でも、「99%の人は、ワクチンを打とうが打つまいが変わりなし」といいながら、それでも「接種をしっかり実施することによって感染拡大を抑え、やがて感染症を制圧することができる」と結論づけているところがすごいですね。でもこれらの試験にはそれ以前に、その設計自体に問題があったようです。なんと、あのニューヨーク・タイムズ紙が、その問題を指摘した記事を 2020 年 9 月 22 日に掲載していました。それによると、どうやらどの会社も、すべての被験者の中で軽症のコロナウイルスに罹った人 (咳とコロナ検査で陽性、咳と熱があって検査陽性など) が 150〜160 人になった時点で試験を終了し、そこから先ほど引用した記事に書いてあるような計算をして数値を出していたのです。もともと、重症や死亡を予防できるかどうかを調べるために設計されたものではなかったということです。重症者や死亡者が出るまで待たなければいけなかったら、3 か月などという短期間で終わりにできなかったでしょう。こんな試験で病気を予防できると言えないことぐらい、製薬会社もわかっていたと思います。彼らにとっては、効くという印象を与える数字が出せればよかったということです。

私はずっと昔から、ワクチンにしても薬にしても、病気の予防効果があることをどうやって証明するのだろうと疑問に思っていました。ウイルスの存在議論でも出てきますが、何かが「ない」ということを証明するのは不可能なのです。探したところにはなかったけれど、他にどこかで見つからないとは限らないからです。同様に、病気にならないということも、証明は難しいと思います。3 か月病気にならなかったからといって、その後ずっと病気にならないとは言えませんよね。それなのに、病気になった人が出たら「有効性が低下した」などと言っていたわけです。それに、ワクチンを打っていなくても病気に罹らない人はいます。だから、ワクチンを打って病気に罹らなかったからといって、それがワクチンのおかげだとは言えません。それは、どれだけたくさんの被験者を使って試験をやろうが、証明できることではないと思うのです。ある人が病気にならなかったのはワクチンのおかげだと本当の意味で証明するには、その人のコピーでも作って、ワクチンを打ったか打たないか以外のその他の条件はまったく同じにして、しかも長期的に観察しなければ確実なことは言えないと思うのです。もちろん、そんな試験をやるのは不可能です。だから、統計詐欺を使って、人々を騙すしかないのでしょう。

そしてワクチンの効果が証明できないどころか、動画でも言っていたように、アトピー性疾患など、いわゆる免疫系障害と呼ばれるものとの相関性が指摘されています。もっと新しいところでは、少し前に話題になったポール・トーマス医師の研究があります (これに関する日本語の記事もあります)。トーマス医師は小児科の医師ですが、ワクチンについてリクスも含めて親に説明し、子供にワクチンを接種するかどうかを親に自由に決めさせていたそうです。そのため、自分が主治医として見ていた子供の中に、ワクチンをすべて打った子供、一部しか打っていない子供、まったく打っていない子供がいて、比較することできたようです。これを見ると、ワクチンを接種した子供のほうが病気が多いというのは、明らかな事実のように思えます。でも、記事にも書かれているように、トーマス医師はこの論文を撤回することとなり、また医師免許を停止されたそうです。

ただし、動画の中で言っていたように、このような研究結果はあくまで相関関係を示していて、因果関係を示しているとは言えないのです。もちろん、接種直後に問題が起こったとすれば、それはワクチンのせいだとかなりの確信を持って言えると思いますが、そうでなければ、「相関関係は因果関係を示すわけではない」と言われても仕方ないのです。サム・ベイリーのすばらしいところの一つは、彼女があくまで事実にこだわって、事実に基づいて判断しようとしているところです。その姿勢に習いたいと思います。だから、何かがあったらすぐにワクチンのせいにする風潮は、私はあまり良くないと思っています。私もそういう風にワクチンと結びつけて考えてしまうことがあるので同罪なのですが、一人ひとりの状況を見た場合に、ワクチン「だけ」が原因と言えるケースはほとんどないのではないかと思います。病気は本当にいろんな要因が絡み合って起こるものだと思いますし、心理的な要因もかなり大きいと私は思っています。以前にも書いたと思いますが、何か一つ、これが原因だというものがないと気がすまないという気持ちがあるなら、それを見直してみることが必要です。ただし、トーマス医師の研究のように疫学的な解析はできるわけで、ワクチンが悪影響を及ぼした可能性が高いということは言えると思います。その可能性すらも否定するのは、意図的に隠そうとしているとしているか、完全に洗脳されているとしか言えないような気がします。

もちろん、ウイルスの存在は証明されていないし、病原体説自体が虚偽なのですから、ワクチンを打つ意味などまったくありません。薬品を体内に直接注射することが、体に良いとも思えません。そして、主流の考え方に従ったとしても、効果は証明できていないのです。すばらしく聞こえる数値が出てきても、それは試験の設計と統計を使った詐欺でしかないでしょう。

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