今回は、いつもとは少し違う内容の動画 (というかオーディオ) を取り上げてみました。これまでも、少し哲学的と言うか、考え方や生き方に関連するものをやったことはあるし、記事の中でも自分の意識の持ち方や考え方みたいなことには触れてきましたが、これを機に、もう少しこの手の内容を増やしていこうと思っています。ちなみにこのオーディオで、最初に話し始めて質問をしているのが JLB ことジョン・ル・ボン、質問に答えているのがアームン・リーです。
私が字幕活動を始めたのは、特にウイルスや医療に関する嘘を知ってもらいたいという気持ちからだったのですが、この 2 年半ずっと思ってきたのは、嘘があることを知るだけではだめだということ。コロナ騒動をきっかけに「目覚め」て主流の嘘には気づいたものの、今度はいわゆるオルタナティブの嘘にハマってしまうというような状況をよく見ます。それはどうしてか、どうやったらそれを避けられるのか、自分の感覚を磨き、真実を突き詰めるにはどうすればよいのか、そんなことをよく考えます。
そして、いわゆる「彼ら」がこんなことを計画してこんな悪いことをやっていると言われています。「彼ら」が誰なのかについてはいろんな説がありますが、ある集団が世界をコントロールし、ある方向に導いていると言われれば、納得がいくし、確かなことのように思える。でもそうなら、その「彼ら」はどこから来たのか。昔からそうなんだと言われるけれど、最初の最初はどうだったのか。そして、「彼ら」も一人ひとりは人間のはずです。人間でないものが、という説もありますが、少なくとも人間が関わっていることは確かでしょう。そういう人々は、なぜそういうことを行うようになったのか。ただ上の指示に従っているというのは、私には納得がいかないのです。私は昔から、たとえば連続殺人事件があったというような話を聞くと、犯人はどうしてそういうことをやるに至ったんだろうか、というようなことを考えてしまう質でした。そして、人間がやったことなのであれば、自分も条件が揃えば同じことをやってしまう可能性があるのではないかと。誰かを「悪」と呼んで片付けてしまうのは簡単ですが、私はどうしてもそうやって割り切ることができないのです。それに、以前にも書きましたが、「自分が自分の現実を創っている」と信じていることもあって、どうしてこういうことが起こっているのかと考え、自分との関連性も考えてしまいます。私が見ているこの世界は私の何を反映しているのだろうか、と。
そういうことをいろいろと考えているときに、アームン・リーが登場したポッドキャストを聞きました (今回訳したのとは別のものです)。彼の言っていることは私にはとても興味深く、それで彼のポッドキャストなどをチェックし始めました。その内容は洞察が深く、いろいろ考えさせられ、学ぶことが多かっただけでなく、私が考えていた前述の質問の答えをみつけるためのヒントが彼の言葉の中にあるように感じたのです。今回訳した内容も、非常に核心を衝いていると思います。本当に実際にそうなのかと言われれば、証明することはできません。でも、自分自身の経験と照らし合わせてみると、すごく腑に落ちるのです。
たとえば自分の「ペルソナ」を守ろうとすることは、誰でも経験があると思いますし、他の人に見ることもあると思います。でもおもしろいのは、「被害者」というような、普通に考えればなりたいと思わないであろうペルソナであっても、それを守ろうとする生存本能が働くということ。これに関して、私の友達が以前にこんな体験を話してくれたことがあります。彼女は大学院で数学を学んでいたのですが、ある命題を解くことができたときに、パニック発作のような状態になったことがあったのだそうです。彼女はどうしてそんなことが起きたのかを自分なりに分析して説明してくれたのですが、彼女は自分の能力に自信がなく、命題を解けるとは思っていなかった。それが解けてしまったために、自分の持っていた「命題を解けない自分」というイメージと相いれず、パニックに陥ったのではないかと。そのときは、「そんなこともあるのか」と驚いたのですが、まさにアームン・リーの言っていることと共通します。
被害者意識に関しては、私自身の経験からそうだと思っていました。もうだいぶ昔のことですが、非常に苦しい状況にあって、抜け出したいともがいていたことがありました。そのときは、私がそんな状況に追い込まれたのは人のせいで、自分は被害者だと思っていました。そして数年間抜け出せず、その状況に甘んじていました。そして何とか抜け出せないものかといろいろ調べているうちに、「自分が自分の人生を創っている」という考えに出会ったのです。その後、アドバイスをくれる人を見つけることもでき、自分がいかにその状況を創るのに加担していたかという事実に気付かされました。そういう風に気持ちをシフトさせたからだと思うのですが、その後割とすぐに、その苦しい状況から、しかもすんなりと抜けることができたのです。私にとっては、まさに奇跡的なことでした。だからと言って、誰かが被害を受けるような状態に陥ったときに、それが被害者のせいだと被害者を責めているつもりはありません。被害者になるというのは辛いことですし、そんな状況を誰にも望みません。でも、「自分は被害者である」という意識から抜け出さないと、いつまでも被害者でいることになるのではないかと思います。そしてある意味、無意識のうちに、自分が被害者となるような状況を求めるようになるのではないかと思います。
最後の方の話は、ちょっとわかりにくかったかも知れません。説明しにくいことなのですが、自分自身の中に受け入れたくない性格があったとすると (誰にでも自分の嫌いな部分はあると思いますが)、こんな自分は嫌いだと否定して無視した場合に、その部分が認知されることを求めて、それを認知することを余儀なくされるような状況を起こすということです。アームン・リーが別のポッドキャストで犬を例えに使って説明していたのですが、犬が飼い主にないがしろにされていたら、犬は飼い主の注意を引くために吠えたりいたずらしたりすることがありますよね。そういう感じです。私たちの中にある認知されない部分が、認知されることを求めて、「悪の集団」を作り出して、何かを認知させようとしている、というような感じでしょうか。そんなことを言っても、納得いかないかもしれません。でも、私はそういう要素もあるのではないかと思っています。もちろん、それがすべてだとは思いません。ただ、別の視点として、考えてみる価値はあると私は思います。自分が現実の世界で体験することは、自分の内側の状態を少なくともある程度反映していると思うからです。現実の世界が本当の意味でどう機能しているかなど、人間には理解できないことなのかもしれません。でも、現実の世界を知ろうと思うなら、自分の内側を見ることは欠かせないことだと思います。
アームン・リーのチャンネル:
YouTube: https://www.youtube.com/@armunnrigh/
Odysee: https://odysee.com/@armunnrigh
JLB のウェブサイト:
https://www.johnlebon.com/
https://www.bonversations.com/
Thank you so much!
My kindest regards!
Armunn Righ
I’m honored that Armunn Righ himself commented!
Thank you for your insightful materials. I am planning to translate more of them.