「今さら 9/11 の動画？」と思われたかもしれません。しかも、9/11 について作られた多数のドキュメンタリーや動画の中でも、この動画はあまり注目を集めたものではありません。それでも私は、この動画は必見の価値があると思います。
この動画の制作者であるサイモン・シャックは、当時「ミサイル攻撃説」を信じていたようで、それに言及している部分があるのですが、それについては無視してください。その説については後に彼自身も撤回しています。私も、訳しながらその部分を削除したいとすら思ったほどですが、それでもこの動画を出したいと思ったのは、この動画の映像と音声の分析が優れているからです。動画を見終わって、テレビで放映された映像が実際の出来事を撮影したものだったと信じることができますか？
こうして見てみると、あれらの映像はあまりにもお粗末で、こんなものを本物と信じてしまっていたのかと愕然とします。でも正直、あの事件が起きた頃の私は、ニュースで報道されたことをそのまま信じていただけで、映像をこんなに詳しく見ることもありませんでした。あの日の朝、会社に行く前にテレビを見ていたら、世界貿易センタービルに飛行機が突っ込む映像が放送されました (私は当時、米国西海岸に住んでいて、ニューヨークからは 3 時間遅れていたので、テレビで見たのは再放送の映像だったと思います)。あの後のアメリカの雰囲気は異様なものがありました。アメリカの国旗があちこちに掲げられ、「アメリカがこんな風に攻撃されて、許しておけるものか！」というような空気があったように思います。後で聞いて驚いたのは、あの日の朝、私の友人がニューヨークからサンフランシスコ行きの飛行機に乗っていたという話でした。当然、この事件のために飛行機はミネアポリスだったかに緊急着陸してしまい、帰ろうにも飛行機がなく、確か公共交通機関とレンタカーを使って何日もかけて帰ってきたという話を本人から聞きました。彼女が巻き込まれなくてよかったと思ったものでした。
でも今となっては、飛行機がビルに突っ込んだという事実があったのかどうか、それ以前に何か攻撃があったのかすら疑問です。9/11 に関してテレビで見せられた映像や一般市民が撮影したという映像は、すべてその真正性が疑わしい、それどころか偽造されたものである確率が高いのです。つまり、何が起こったのかを映像を基に推測しても無意味ということです。わかっている事実は、世界貿易センターの 7 つのビルと、その周辺にあった 3 つのビルが、破壊されたということだけです (ビルの数については Chat GPT に聞きました。その他、一部破壊されたビルもありますが、後に修復され現在も使用されているようです)。
こういう事件を調べるときに重要なのは、まず情報の真正性を確認することです。情報が正しいものでなければ、その情報に価値はありません。それをいくら掘り下げても、得られるものはありません。そして、本当に確実にわかっている事実を抑えることです。9/11 の事件でも、その他陰謀論が囁かれるどんな事件でも、本当に何が起こったのかについてさまざまな議論がなされます。でもほとんどの場合、それらは憶測にすぎません。何が起きたかを知りたいのは人情ですが、それを知ることに固執しないことが重要です。「わからない」という状態で心をオープンにしておくことで、見えてくることが必ずあります。
サイモン・シャックは、September Clues のウェブサイト (https://www.septemberclues.org/) で 9/11 に関する彼の調査結果を公開しています。英語のサイトですが、おもしろい情報が満載です。自動翻訳などを利用して見てみてください。また、September Clues 関連の他の動画もご覧ください。