[字幕動画] Essensei 6: 偽の記憶と精神の人格

投稿者: | 2025-09-27

今回は、私がアームン・リーと一緒にやっている『Essensei』というポッドキャストのエピソード 6 に字幕を付けてみました。このポッドキャストは、私が持っている質問をアームンに投げかけて、彼の見解を聞くという主旨で始めたものです。彼の世の中の見方、人間の精神の理解は非常に深いものがあって、いつもいろいろ考えさせられるので、それをもっと多くの人に共有したいという思いからです。このエピソードで私が質問したのは、ニュースで報道される内容に噓があることを、なぜ人々になかなか理解してもらえないのか、ということです。特にコロナ騒動の最中には、ニュースで報道されていることの虚偽を説明しようとしても、なかなかわかってもらえずに苦労した、という経験のある方は多いと思います。アームンの見解は、非常に納得のいくものでした。

アームンは、人間の精神構造について、独自のモデルを提示しています。このモデルはあくまでモデルであって、必ずしも真実ではないと彼はよく強調するのですが、こういうモデルを使ってイメージすることは理解に役立つと思います。このモデルについては、動画の中で話に出た Autohoax Con 2 のプレゼンで詳しく説明しているので、本当はそちらを見てもらったほうがわかりやすいと思うのですが、いつ字幕動画を出せるかわからないので、ここで簡単に彼のモデルを説明してみます。人間も動物も、本質的には Essence (字幕では「真我」と訳しています) として存在しています。これは、命の源とも言えると思います。Essence は非物質であるため、この物質の世界で生き、物理的に存在するものと関わるために mental character (字幕では「精神の人格」と訳しています) を形成します。この二つをつないでいるのが Ego (字幕では「自我」と訳しています) です。Ego が目覚めていてきちんと機能していれば、Essence からの情報が Ego を通して mental character に伝わり、mental character は Ego の指示に従って行動することができます。また、外からの情報も Ego が評価して取捨選択して記憶に入れるので、噓の情報が記憶に入りにくい。ですが、今の世の中では Ego が眠ってしまっている人が多いと思うので、Essence からの情報が mental character に伝わらなかったり、外から入ってくる情報も取捨選択されずに取り込まれ、偽の記憶として格納されたりするわけです。そして、mental character の存在が正しいと信じ込んでいる偽の記憶に依存している場合、その偽の記憶が噓であれば mental character の存続の危機となるため、偽の記憶を死守しようとするということです。これについては、以前に字幕付けしたアームンと JLB の対談でも触れました。

この良い例として思い出すのが、あるポッドキャスターのこと。その人は、母親が妊娠中に風疹を患ったために、生まれたときから聴覚障害があったのですが、それを乗り越えていろんなことを達成してきて、それを誇りに思っています。彼女はアンドリュー・カウフマン医師を招いてウイルスの存在議論について説明してもらいましたが、理論的には納得するけれど受け入れられないと言っていました。母親が妊娠中にウイルスに感染したから自分が身体障害を持って生まれたという偽の記憶が、彼女の頭の中で彼女の存在そのものを定義しているわけです。ここまでの強い記憶でなくても、「あのときに友だちに風邪をうつされた」、「あのとき同僚に病気をうつしてしまった」というような記憶を持っていたり、科学を信じていて「科学者がみんな騙されるなんてあり得ない、もしそうなら誰かが何か言ったはずだ」と思っている人には、ウイルスは存在しない、病気は感染しない、という議論をいくら証拠を示して説明しても、受け入れてもらえないというのは私も経験しました。記憶と自分 (実際には mental character) の存在が強く結びついているからだと理解すれば、納得がいきます。カルト信者をカルトから抜け出させるために周りの人がいくら説得してもうまくいかないのと同じことだと思います。

信じていることは、当たり前と思って意識にすらのぼらないようなことも含めて、私たちの言動に影響を与えるだけでなく、私たちが認識している自分の存在そのものに深く結びついているということだと思います。だから、それを変えることは難しいし、勇気のいることなのです。自分自身の存在そのものが脅かされるわけですから…。でも、偽の記憶を間違ったものとして認識し、手放していくことが、本来の自分に近づくことにもつながると思います。それじゃあ、そのために自我を目覚めさせるにはどうすればよいのか。これは動画の中でも言っていたように、誰にでもうまくいくような 1 つの方法があるわけではないので、自分自身で見出すしかありません。だから、自分自身の内側を見つめて、内なる声に耳を傾けることが必要なのだと思います。でもそれよりもまず最初に、「真の自分に近づきたい」という気持ちがなければ、何も始まりません。

[字幕動画] Essensei 6: 偽の記憶と精神の人格」への2件のフィードバック

  1. ko^ji

    >ですが、今の世の中では Ego が眠ってしまっている人が多い
    のは、
    >それはメディアと政治は、権力構造として機能し、宗教的に機能しているからです。(動画)
    と思いました。

    学校教育、メディアによる
    ・国連、政府、医療製薬業界、メディアなどが人類、国民、庶民、に嘘をつくはずがない、傷つけるはずがない、殺すはずがない、
    ・既存の科学、医学は万能で、嘘はない、
    ・…etc
    という洗脳(信仰)は絶大ですから、
    ・映画マトリックスの世界観は、既に現実そのものである、
    ことに気付けない。

    返信
    1. kanrinin 投稿作成者

      コメントありがとうございます!
      まさにそのとおりだと思います。権力層が私たちの自我が目覚めないようにしている、自我が眠っている人間の方がコントロールしやすい、ということですよね。だからこそ、本来の自分を取り戻すために、自我を目覚めさせて、真我とつながることが重要なのだと思います。

      返信

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