[字幕動画] マイク・ドニオ: ウイルスの可視化および分離の問題と科学の限界について

投稿者: | 2023-03-21

マイク・ドニオは、製薬会社やバイオテクノロジーの会社で 20 年間科学者として働いていた人です。最後に働いていたバイオテクノロジーの会社でコロナワクチンが義務付けられ、それを拒否したことで解雇になり、それ以来ウイルス学の問題や研究の現場で行われていることについて、声をあげるようになりました。トム・コーワン医師やアンドリュー・カウフマン医師とも協力し、ウイルス・チャレンジの実験方法を策定することにもかなり関わったようです。研究室で実際に研究をやり、ウイルスの研究にも関わったことのある彼の話は注目に値すると思います。

彼が言うように、科学の限界についてはあまり語られないような気がします。
科学者でない私たちにとって、まずそもそも「科学」というだけですごいもので、自分には理解できないものと思ってしまう。だから科学者の言うことは信じてしまうし、ニュースで「新発見があった」とか「飛躍的に進歩した」と言われれば、そうなんだろうと思ってしまう。高価な精巧そうな装置を使えば、すごい答えが出てくるんだろうと思う。私も今回のコロナ騒動がなければ、そう思ったままだったと思います。たとえば、電子顕微鏡はナノメートルサイズのものを見ることができるわけですから、すごい技術だと思いますが、そのために固定や染色などのさまざまな処理が必要だとは。そんなことをしたら試料が大きく変わってしまうでしょうに。それを知らなかったら、あんなすごい装置からの結果など疑うことなどなかったでしょう。でも、科学ですべてを解明できる、すべてを解決できると思うのは間違いです。

「ウイルス学者はウイルスを分離したことがない、同じサイズの他のものは分離されているのだから簡単にできるはずだ」という意見を聞きます。でも、マイク・ドニオの話を聞くと、実はそんなに簡単なことではないのかもしれません。何かを本当に完全に分離することは不可能なのかもしれません。分離の過程でも、分離しようとしているものに何か影響を与え、変えてしまわないとも限りません。密度勾配遠心分離法でウイルスのサイズと言われているサイズに対応する層を取り出しても、同じサイズのものが他にある、とマイク・ドニオが言っていましたが、ウイルスがいたとしても、世の中には何万種ものウイルスがいると言われているので、ウイルスだけでも多くの種類のものがその層の中に含まれていても不思議ではありません。それに、たとえ分離できたとしても、本当に完全に分離できたと確認する方法はあるのでしょうか。光学顕微鏡では見ることのできない小さいなサイズのものですから、電子顕微鏡を使うことになるわけですが、電子顕微鏡で見るためにはいろんな処理をしなければいけないわけですから、その後に見えたものを信用できるとは思えません。

ある試料の中に何が入っているかを調べることは、難しいことなのだと思います。何が入っているかわからない状態で、目に見えない微小なものを探しているわけですから。ワクチンに含まれているものの分析で確固とした答えが出てこないのも、1 つの理由としてそれがあると思います。今回のコロナウイルスに関しても、まずウイルスが原因だと最初から結論付けて探していること自体がまず問題ですし、そもそも何か新しい病気が発生していると断定していることからしておかしいのですが、たとえその原因となる微生物なり粒子なりがあるとわかったとしても、それが何かわからない状態で探すわけです。あんなに短時間で答えが出るという事自体おかしいのです。どんなに立派な装置があろうと、それは変わりません。

科学が進歩して、高価な精巧な (少なくともそう見える) 装置が開発されても、科学には限界があるのです。でも、今の科学は、そういう立派な装置があることで逆に、真実を探ることから遠ざかっているように思えてなりません。そういう (すごい) 装置を使いたいという思いもあるんじゃないかと思いますし、すごい装置だからとそれに頼っている。そして、そういう装置の問題や限界を考えることもない。

この世界には、科学で説明できないことはたくさんあります。もしかしたら、今「科学」と呼ばれているもので説明しようとすること自体が間違っているのかも知れません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です